竹宮恵子さんの「地球へ・・・(テラへ・・・)」
上の写真には第2部までしかないのですが、家のどこかに分厚い第3部があるはずなんだよなあ。
「地球へ・・・」は総集編の雑誌サイズ(B5)で最初出て、だいぶ経ってからちゃんとした単行本で出たように記憶しております。
総集編のせいか、「ジルベスターの星から」「集まる日」とか伊藤愛子さんのエッセイ漫画とか、対談、インタビュー・・・なんと寺沢武一さんの2色カラーも入っていますね。
この話は人類から、超能力を持った人が生まれてきて・・・というストーリーですが、この頃はこういうストーリーは多かったような気がします。
萩尾望都さんの短編「あそび玉」もそうですし。
いや、超能力者ものって、みんなそういう話になっちゃうのかもしれないですね。超能力を持った新人類が生まれて、旧人類が排除・隔離しようとしたりするという。
大友克洋さんの「アキラ」、映画「炎の少女チャーリー」(キングの原作ですが、映画しか観ていない)、ヴァン・ヴォクト「スラン」・・・みんな旧人類は超能力者の出現に慌てちゃうようです。
あ、ところでこの「地球へ・・・」はただでさえパワフルな竹宮さんが、超パワフルな時期に描ききった、傑作SFであります。
今、竹宮さんは大学の学長をされていて、漫画はお休み状態のようです。
「変奏曲」の続編「カノン」は途中で、長いこと描かれていないし、「風と木の詩」は当時のマネージャーだった増山さんによると、漫画の倍くらいの長さの話があるらしいですし。早く復帰して続きを描いてほしいですね。
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