花丸木蓮の 漫画、本、音楽、あれやこれや

80年代が青春時代だった子持ちおっさんのブログです。

柏木ハルコさんの「健康で文化的な最低限度の生活」

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最近、奥さんがTSUTAYAで借りてきた漫画を一気読みしておりまして、一つは小山宙哉さんの「宇宙兄弟」、もう一つは柏木ハルコさんの「健康で文化的な最低限度の生活」であります。

この二つに共通することがいくつかありまして、

①専門的な分野(宇宙、生活保護)のため、資料あつめが大変そう

②絵や構成がうまく、非常にわかりやすい

③キャラクターの描き分けがうまい

(登場人物が多いのに、この人だれだっけ、と絶対ならない)

④話がスラスラと読めて、おもしろい

などなどです。

 

「健康で文化的な最低限度の生活」は福祉事務所の職員が主人公で、生活保護の話なのですが、専門的な内容も、うまく話の中に組み込まれていて、読んでいてすっと頭に入ってきます。また、深刻な話なのに読後感はいいです。

 

しかし、こういう漫画を書くのって、取材、資料集めの段階で音を上げちゃいそうです。

それを話に使えそうなものをピックアップしていって、話をおもしろく組み立ていって・・・僕なんか、やれと言われたら、ノイローゼになっちゃいますね。

 

宇宙兄弟もそうですが、気分を選ばないでいつでも読める漫画です。

色々な意味で、うまいなあ・・・と思います。

2つとも漫画の教科書のような作品です。

 

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Amazon.co.jp: 健康で文化的な最低限度の生活

 

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