萩尾望都さん
昔、(中学生頃?)姉に「作品の出来はポーの一族よりトーマの心臓のほうが上なのでは」と言ったら、「いや、ポーの方が上だと思う。」と言って、ポーの一族の中の「グレンスミスの日記」の話をしだしました。 ドイツの一番不幸な時期(第一次、第二次大戦の…
この「訪問者」は「トーマの心臓」番外編ですが、トーマを読まなくても楽しめます。 オスカーの望みは、普通の家庭だったら当たり前のように手に入れられる、本当にささやかなものだったのですが・・・。 そしてそのささやかなものを崩壊させた原因が、もし…
ボロボロですね、上の写真の文庫本は。僕の姉の、昭和51年の本です。 あとがきは萩尾さん本人と、小松左京さんが書かれています。 小松さんは「私たちSF書きが見ても高い点がつけられる。アイデア、ストーリーともに、賞となるSFマンガです。」と書かれてい…
ポーの一族は最近、新作の短編が発表されましたね。 よくネット等で話題になっている、「小鳥の巣」のキリアンの血の話は途中で終わってしまっていて続きが描かれないという方がいます。 あれは最後のページの「バンパネラの血は(中略)因子として子孫にう…
ささやななえさんによると、萩尾さんは、道を歩いていて、いきなり「シング・イン・ザ・レイン」と唄い出しパッと足をあげる人だそうである。(スカートで) また、パリのホテルで生活していたとき、そのトイレは共同で、一方の壁が床から天井まで窓!(窓の…