花丸木蓮の 漫画、本、音楽、あれやこれや

80年代が青春時代だった子持ちおっさんのブログです。

懐かしの80年代(ブーニンブーム)

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NHK特集で注目されてクラッシックがブームになる・・・最近もなんかどっかで聞きましたが、80年代にも同じことがありました。

 NHKで1985年のショパンコンクールの特集をしていたのですが、ショパンコンクールの特集、というよりもブーニン特集という感じのものでした。

(審査員が世紀に何人かしか出ない天才的な素質を持った・・と言ったり、ナレーションでも、審査員を驚嘆させる演奏と紹介したり、結果が出る前の観客のインタビューでも、小さな子供を含めた皆、ブーニンと答えたり)

 

当時の日本のブームがいかにすごかったかといいますと、コンサート会場がとれなかったのか、東京国技館でコンサートをしてしまったのです。

なんと土俵に板をしいて、即席のステージを作ったそうです。マイクを何本か立てて、音がズレて最悪で、聞きに行った漫画家の砂川しげひささんは、1曲だけ聞いて出てきてしまったそうです。

 

僕もにわかファンの一人で、このNHK特集でショパンのピアノ協奏曲1番を知って好きになりました。また、写真のCDはラジオでの来日コンサートで、ドビュッシーのベルガマスク組曲を演奏していて、気に入って購入したものです。

まあ、こういうことをきっかけに、アルゲリッチとかポリーニとか知るきっかけになりましたし、ブームも悪いことばかりではないかなと。クラッシックって、聞く人が少ないですし。

 

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ストラヴィンスキー ペトルーシュカからの3楽章 マウリツィオ・ポリーニ

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僕は現代音楽は聞きませんが、それの一歩手前のストラヴィンスキーは好きです。

ロックしか聞かない方も、イエスとかが好きな方はストラヴィンスキーは好きなのではないでしょうか。

このペトルーシュカからの3楽章は、もともとルービンシュタインのためにピアノ独奏用に編曲・再構成されたものだそうです。

僕は昔、ラジオで聞いて、スゲーと思い、どうしても欲しくなり買いました。値段を見ると3500円。高いですね〜。

このCDにはプロコフィエフのピアノ・ソナタ第7番とかアントン・ヴェーベルンのピアノのための変奏曲、ピエール・ブレーズの第2ソナタが入っておりますが、昔はペトルーシュカ以外の曲って聞けなかったのが、今聞くと、どれも普通に聞けているなあ。年のせいでしょうか。

 

僕はクラッシックのコンサートは10回も行っていないと思うのですが、ポリーニさんが学生限定だか、若い人限定のコンサートをしたときに行ったことがありました。

クラッシックのコンサートって、花束を渡した人は握手ができる、という暗黙の了解があるようですが、その時も女の子達が何人か花束を渡して、握手してもらっていました。

すると、ある女の子が「私も握手してもらいたい!」と思ったのか、花束を持っていないのに前に行って、ポリーニさんと握手してもらっちゃいました。

すると、私も私もと大勢の花束を持っていない女の子達が押し寄せて、はじめは握手してあげていたポリーニさんも、もう無理〜と途中で引っ込んでしまいました。

若い人限定、ということで、暗黙のルールを知らない女の子が多かったのでしょうね。

あの花束って、あとで花屋さんがお金払って引き取ってしまうようですが、花束→握手って、なんかAKBの握手会みたいですね。

 

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ディープ・パープル

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ふと見てみたら、ディープ・パープルのCDを4枚も持っているではないですか。

ツェッペリンは3枚しか持っていないのに。(テープとかでは持っているのですが)

今ではあまり聴かなくなってしまいましたが、リッチー・ブラックモアさんのギターは、明快で耳に残るフレーズですね。

この間、公園で中学校のブラスバンドがBURNとか、ハイウェイ・スターを演奏していて驚きました。

親しみやすいメロディーなので、編曲もしやすいのかもしれません。まあツェッペリンブラスバンド向きではないかもしれません。

「ライブ・イン・ジャパン」を聞いたら、スタジオアルバムのマシン・ヘッドはもう聞けないよ、という友人がいましたが、僕はスペース・トラッキンとかは即興演奏が長すぎて、シンプルなスタジオ盤の方が好みであります。

 

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大友克洋さんの「童夢」

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大友さんは、70年代後半から80年代にかけて、とにかく色々な方に影響を与えた方です。

ストーリー等、色々な面で影響を与えられていますが、絵だけに限っても影響はすごかったです。

線、背景、人物すべてが大友さんにそっくりという人もいましたが、特に多かったのが背景等の書き方は大友さんで、女の子は目がくりっとした可愛い80年代風、というパターンでした。

本家の大友さんは、「世間にそうそう美人なんていない」という考えだったので、かわいい女の子は出てきませんでした。

なので、AKIRAでかわいい女の子(ケイちゃん)が出てきた時にはびっくりしたものです。

童夢で、祈祷師が団地で怖がるシーンがあるのですが、そこが妙に気になって、何度も読み返してしまいます。

怖い話ですが、今読み返すと、怖いと思う対象が昔と変わっているなあ・・・。

 

今、調べたら、童夢は新刊で入手できなくなっているではないですか。

再販までの、一時的なものでしょうか?ちょっとびっくり。

漫画史に残る名シーンがある漫画なのに・・・。

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U2 焔(ほのお)

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僕の印象では、U2はニュー・イヤーズ・デイの入ったWAR(闘)でイギリスや日本では知られていたので、ヨシュア・トゥリーのシングル「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」であっという間に全米1位になったときは「・・・今更、いきなり何で?」という感じでした。

また、全米1位になったにしては地味な曲だなあと思いました。

好きなアルバムではあるのですが、当時、さんざん聞かされたので「もういいや」となってしまいました。

この頃、U2はTIMEの表紙になったりして、どんどん知名度が上がっていきました。

 

写真はその1枚前のアルバム「焔(ほのお)」です。名曲「プライド」が入っています。このアルバムでアメリカでブレイクしてもおかしくなかったと思うのですが。

ヨシュア・トゥリーのヒット後、過去のアルバムも売れ出したみたいですが。

焔から、プロデュースがブライアン・イーノとダニエル・ラノアになっています。

イーノさんは、ボーカルのボノに、メッセージ性とかは考えずに音の印象に合わせて歌詞をつけろと伝えたが、ボノは「僕は何かを伝えたい」と言って聞かなかった、アイルランド人は頑固だからさ、というようなことを言っていました。

まあああいう歌詞だから、ああいう歌い方になるのでしょうけど。そういえば僕のいとこはボノのことを「自分に酔っている」とか言って、嫌っていたなあ。

 

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スティービー・ワンダー トーキング・ブック

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写真はスティービーの全盛期のインナービジョンズとファーストフィナーレですが、タイトルのトーキング・ブックはレンタルで借りて、カセットテープで持っているので載っていません。テープの種類はメタルテープですね。録音レベルが高く設定できましたが、値段も高いテープでしたよね。そのせいかいつの間にか見なくなりましたが。

で、この3枚が特に好きなスティービーなのですが、その中でもトーキング・ブックを一番よく聞きました。

毎回書いていますが、有名なアルバムほど、レンタルショップに置いてあるので、買っていないという。結局、買わないものの方を好きになると。いや、他の2枚も好きなんですけどね。

ほとんどの楽器を演奏するスティービーを見たプリンスは、自分も!と思ってすべての楽器を演奏するようになったそうです。

そういえばスティービーが来日したコンサートで、「俺は風邪ひいていて、熱があって本当につらいんだ」と英語で言ったら観客は「イエーイ」と言ったそうです。

マドンナも日本のライブのはじめの方で「もう終わるけどいいかしら」と英語でジョークを言ったら「イエーイ」と言われたので、びっくりして「いいの?」と言ったら、また、「イエーイ」と言われたそうです・・・。

 

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ビッチェズ・ブリュー マイルス・デイビス

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まだCDが出て間もない頃だったので、2枚組とはいえ、5000円もしたんですね。

なぜ買ったかというと、FM誌の名盤案内で、「待望久しい名盤がようやくCD化された!」というような文に踊らされて買いました。

で、聞いてみて、「?」でした。

マイルスが電子楽器を取り入れた、フュージョンを確立した・・・とかは後で知りましたが、メロディアスでもないし、ジャズでもないし・・・という感じだったと思います。

ただ、何度か聞いているうちに、馴染んできたのもあってか、静かな深夜に音を小さめで聞いていたら、「けっこういいかも」と思い始めました。

 

ただこのアルバムはジャズの聞き始めに聞くもんじゃなく、

マイルスなら、「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」「カインド・オブ・ブルー」「フォア&モア」等の50〜60年代のマイルスを時代順に聞いたあと、1969年に出たんだ、と思いながら聞いたほうがいいと思います。

音楽にしろ、映画にしろ、「時代を変えた」とか「革新的な」等、当時は斬新だったものも、何十年か後にはたいして意味がなくなってしまうのはしょうがないですよね。

逆に、当時、評論家にバカにされていたカーペンターズやアバはしっかり生き残っていますが。

 

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