花丸木蓮の 漫画、本、音楽、あれやこれや

80年代が青春時代だった子持ちおっさんのブログです。

人は6ページの漫画で感動できるのか?

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人は6ページの漫画で感動できるのか?

結論から言ってしまうとできるんですね。

スピカ」という短篇集の一番はじめに入っている「冬のキリン」。

作者は羽海野チカさんです。

たった6ページですが、これには羽海野さんの全てが入っていると言ってもいいのではないでしょうか。

羽海野チカカレイドスコープワールド。

 

そして、与えられたお題で描いた漫画で名作を描く人。

これも羽海野さんなんですね。

ハチミツとクローバー」の最終巻の10巻、「星のオペラ」という18ページの漫画なのですが、「もしも、ドラえもんの“ひみつ道具”があったら?」という特集で描かれたものです。

つまり、お題を与えられるという制約があり、そこで一から考えるわけです。

それでこの完成度。

もし、短編漫画の名作を集めたものを出すとしたら、上の2つは絶対外せない、と個人的には思っております。

羽海野さんは、体を壊すくらい努力して、毎回漫画を描かれているのは知っているのですが、それでもこの人は漫画の「天才」と言うしかないのでは。

 

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