ビッチェズ・ブリュー マイルス・デイビス
まだCDが出て間もない頃だったので、2枚組とはいえ、5000円もしたんですね。
なぜ買ったかというと、FM誌の名盤案内で、「待望久しい名盤がようやくCD化された!」というような文に踊らされて買いました。
で、聞いてみて、「?」でした。
マイルスが電子楽器を取り入れた、フュージョンを確立した・・・とかは後で知りましたが、メロディアスでもないし、ジャズでもないし・・・という感じだったと思います。
ただ、何度か聞いているうちに、馴染んできたのもあってか、静かな深夜に音を小さめで聞いていたら、「けっこういいかも」と思い始めました。
ただこのアルバムはジャズの聞き始めに聞くもんじゃなく、
マイルスなら、「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」「カインド・オブ・ブルー」「フォア&モア」等の50〜60年代のマイルスを時代順に聞いたあと、1969年に出たんだ、と思いながら聞いたほうがいいと思います。
音楽にしろ、映画にしろ、「時代を変えた」とか「革新的な」等、当時は斬新だったものも、何十年か後にはたいして意味がなくなってしまうのはしょうがないですよね。
逆に、当時、評論家にバカにされていたカーペンターズやアバはしっかり生き残っていますが。
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