宇宙衞生博覽會
人は、若い頃に読んだ本、聞いた音楽がその人のスタンダードになり、なかなかそこから抜け出せないようです。
例えば僕にとって筒井康隆さんの小説では、軽めの爆笑もの、特に「宇宙衞生博覽會」がそれにあたり、「脱走と追跡のサンバ」等、いくつか筒井さんの作品は読んだのですが、どれもこの「宇宙・・・」ほどの感銘は受けませんでした。
感銘というか、爆笑なんですけどね。この中の「関節話法」は、関節を鳴らして会話する宇宙人の話で、とにかく傑作です。
余談ですがこの本は、漫画家の山本直樹さんによると、大江健三郎さんが絶賛したらしいです。そして筒井さんも大江さんの作品を持ち上げるというヨイショ合戦(笑)があったそうです。
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