柏木ハルコさんの「健康で文化的な最低限度の生活」
最近、奥さんがTSUTAYAで借りてきた漫画を一気読みしておりまして、一つは小山宙哉さんの「宇宙兄弟」、もう一つは柏木ハルコさんの「健康で文化的な最低限度の生活」であります。
この二つに共通することがいくつかありまして、
①専門的な分野(宇宙、生活保護)のため、資料あつめが大変そう
②絵や構成がうまく、非常にわかりやすい
③キャラクターの描き分けがうまい
(登場人物が多いのに、この人だれだっけ、と絶対ならない)
④話がスラスラと読めて、おもしろい
などなどです。
「健康で文化的な最低限度の生活」は福祉事務所の職員が主人公で、生活保護の話なのですが、専門的な内容も、うまく話の中に組み込まれていて、読んでいてすっと頭に入ってきます。また、深刻な話なのに読後感はいいです。
しかし、こういう漫画を書くのって、取材、資料集めの段階で音を上げちゃいそうです。
それを話に使えそうなものをピックアップしていって、話をおもしろく組み立ていって・・・僕なんか、やれと言われたら、ノイローゼになっちゃいますね。
宇宙兄弟もそうですが、気分を選ばないでいつでも読める漫画です。
色々な意味で、うまいなあ・・・と思います。
2つとも漫画の教科書のような作品です。
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