レイモンド・カーヴァーについて
上の写真は、「ぼくが電話をかけている場所」とレイモンド・カーヴァー傑作選「Corver's Dozen」です。
カーヴァーとティム・オブライエンは村上春樹さんが訳していたので、読んだ本です。正確には姉が村上さんのファンで、カーヴァーも姉を通じて知ったのですが。
現在では「ぼくが電話をかけている場所」は新刊では手に入らないので、傑作選も一緒に写しました。それに傑作選には名作「ささやかだけれど、役にたつこと」も入っておりますので。
僕はこの中の「大聖堂」で、疑似体験という感覚をはじめて味わいました。
主人公の体験したことを肌で感じられたのです。僕の短編好きはカーヴァーから始まったのだと思います。
ところで、この本を訳した春樹さんは、
「君の書く小説はもうひとつだが、君の訳したカーヴァーという作家のものは面白かった」と褒められたことが何度かあったそうです。
また、「風の歌を聴け」でデビューしたときも
「あれが小説と言えるんなら、俺にだって(私にだって)あれくらいのものは書ける」と多くの人に言われたそうです。(実際に書いた人は一人もいなかったようですが)
あと、「もうよしたほうがいいんじゃない」「ちょっと軽すぎる」「内容がない」「ラッキーだっただけだからもうやめにしたほうがいい」とかも。
しかし、世の中には本人にストレートに意見、というか悪口を言う人が沢山いるんですねえ。
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