プリンス「パーブル・レイン」
プリンスのCDやテープは結構持っているのですが、結局、一番聞いたのはこの一番売れた「パープル・レイン」でした。
このアルバムは映画のサントラですが、映画自体のストーリーはまあ、たいしたことないというか・・・僕にとってはどうでもいい感じです。ただライブシーンはとても好きなので、はじめと終わりのライブシーンは時々、観ております。
しかし僕はバラード系はどうも苦手で、このパープル・レインも、タイトル曲の「パープル・レイン」は長くてくどいなあ、と思ってしまうのですが。
そういえば、プリンスは熱狂的な信者がいる反面、嫌っている人も多かったですね。
あるFM誌では毎年、嫌いなアーティストの1位だったと思います。気持ち悪い、という意見が多かったかな。「ビードに抱かれて」のプロモのプリンスが気持ち悪かったのかもしれません。
日本では、脂ぎったセックス・アピールのぎらついているタイプの男は敬遠される、とハリウッド映画の雑誌に書いてありました。
昔、日本ではゲーリー・クーパーの方がずっと人気が高かったようですが、アメリカではクラーク・ゲーブルが上だったと。
そのあとのクリント・イーストウッドとバート・レイノルズも、二人はアメリカ本国ではドル箱スターのトップ争いをしているが、日本ではイーストウッドの人気がずっと上だった・・・。
つまり清潔感のあるマイケル・ジャクソンの方が人気はずっと上でした。まあ二人を比べるのは、質が違うので無理があるのですが、当時はスーパースターということで、よく比較されたんですよね。
この後プリンスは実験的な音楽をやりだして、そういう所も一般受けしなかったのかもしれません。
僕は専門学校に通っていた頃、プリンスのバットダンスのプロモをテレビで観た次の日、クラスで「よかったねー」と言ったら、洋楽好きな人、そうでもない人、全ての人から「最低だよ!」「あんなの音楽じゃねえ」と散々こき下ろされました。
なのでその後、職場の後輩の女の子が、ブラックアルバム(※)の海賊盤を買うほどプリンスが好きだと聞いたときには、ちょっと嬉しかったです。
(※)ブラックアルバムは、発売直前に色々あったのか中止になって、高い不正規版CDでしか手に入らなかったアルバムです。僕は音質がちゃんとしているのか不安だったので、だいぶたってから出た正規版で買いました。
花丸木蓮はLINEスタンプを販売しております。