吉田秋生さんの「ラヴァーズ・キス」
吉田秋生さんは、1977年3月に「ちょっと不思議な下宿人」が掲載されたのがデビューらしいので、もう40年近く、一線で活躍されているのですね。
昔、姉が「カリフォルニア物語」に熱中していて、何かの応募でヒースが月に腰掛けて寝ているイラストのクッションが当たった!と喜んでおりました。
今思うと吉田さんはアメリカ文化の影響(ロードムービーやアメリカの洋楽)が強く、当時多かったヨーロッパ文化の影響を受けた少女漫画家とは違った色合いがあったように思います。
で、僕も吉田さんでは「カリフォルニア物語」や「櫻の園」「河よりも長くゆるやかに」等の80年代頃の作品に思い入れが深いのですが、なぜ「ラヴァーズ・キス」かと申しますと、この話の中で、川奈姉妹がケンカして、お姉さんが「それだけせっぱつまってるってことじゃないの・・・!」と怒るところが好きだからです。
こういうジレンマな感じが好きで何度も読み返してしまう。うーん、困ったもんだ。
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