パット・マガーの小説(病院の待ち時間に読む本)
パット・マガーさんとの出会いは、姉が買ってきた「七人のおば」でした。手紙からどの叔母が殺されたのかを推理するという話でした。それで近くの図書館に彼女の文庫がほとんどあるのを知り、ばーっと借りて読みました。
マガーさんは、たぶんアイデアがあり、そこに話を肉付けしていくという作り方をしているのではないかと思います。
「探偵を探せ!」「目撃者を探せ!」「被害者を探せ!」と、日本版のタイトルでもわかるように、普通の推理小説では犯人を探すところを、探偵、目撃者、被害者を探すとしたら、どういう話になるのだろう、というところから作ったのではないかと思います。あと、「〜探せ!」にはなっておりませんが、「四人の女」は誰を殺そうとしているのかを推理するものでした。
で、まあこういう書き方なので、深みのある小説というのではないのですが、だからこそ、例えば病院の待ち時間とかに読むのに最適ではないかと思うのです。
なので、図書館にあれば借りて読むのがいいかと思います。
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